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めまい症について

2021/05/09
みなさんこんにちわ。かみむら耳鼻咽喉科副院長の上村弘行です。
今回は「めまい」について記載をさせていただこうと思います。

さて、改まって何事かとお感じの方もいるかと思います。
めまいと耳鳴りについては耳鼻咽喉科の中でも鬼門とされており、このような出だしとなりました。

なぜめまいが鬼門なのかというと、「めまい」という言葉が日本人にとっては使いやすい表現になっているからです。
めまいの中には、世界がくるくるまわる回転性めまい、ふらふらする浮動性めまい、意識が遠のいて倒れてしまう意識消失発作、過換気症候群で全身の力が抜けていく感じをめまいと表現される方もいます。
他には、「子供が勉強をしてくれなくてめまいがする」という表現をされることもあります(院長先生も昔は言っていたかもしれません)。これは悩みであって病気ではありませんね。このように、「めまい」という表現は多様な意味をもっています。
回転性めまいや浮動性めまいは耳鼻科疾患で起こることは多々ありますが、目の前が暗くなるような意識消失発作は循環器疾患のことが多いですし、風邪で起き上がれないのは脱水を代表する全身状態不良であることが多いです。
「めまい」という言葉の中には耳鼻科疾患・脳神経外科疾患・循環器疾患・精神疾患など様々な意味が含まれるため難しい症状になってしまっているのです。

みなさんはめまいの経験はおありでしょうか?
私はあります。めまいは経験してみないと、そのきつさが分かりにくくあります。
グルグル回るめまいは、あまりのきつさに、「このまま死んでしまうのではないか」と思わせるほどにきつい症状です。めまいを経験したことがない人からは「疲れているんじゃない?」の一言で片づけられてしまいがちです。
当院ではめまいに対し、聴力検査・赤外線CCDカメラ・重心動揺計検査を用意しております。
いずれも診察を行い必要に応じて検査を行います。
循環器をはじめとした内科系疾患が疑わしい場合は大きい病院にご紹介させていただきます。
「めまい」でお悩みの方、ぜひご相談ください。

めまい症のそれぞれの病気については、今後少しずつホームページにアップしていきますので、時々チェックをしてくださいね。

メニエール病についてはこちら
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かみむら耳鼻咽喉科 副院長 上村弘行